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1Q84

評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)

評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)

実は、これまで村上春樹の作品は、
キライなところも結構あった。

ひとつは、主人公の男が情けない割には
イイ女が近づいてくるパターンがなんとなく
うさんくさい感じだったのと、
もうひとつ、読んだ後で人生が変わるほどの影響を
受けた作品が実はあまりなかったこと。

ただ、読んでる最中は、
電車を降りてホームを歩きながらもそのまま
本を閉じずに読み続けたくなるような麻薬性がある。

そこが彼のすごいところで、ついつい
買ってしまっていたのだ。

ただし、この1Q84は、ちょっと
これまでとは違った。

「読後感」ではない、読んでいる間の「読中感」は
さらにすばらしくなり、なおかつ、これを
読むであろう数百万人の人たちの心の中に
何かをずっしり残し、もしかしたら
人類が間違った方向に行ってしまうことを
阻止する力になるかも知れない
メッセージパワーを持っている。

いままで若かったワインがついに熟成して
飲み頃になったような作品なので
夢中になって一晩で読むのもいいが
ゆっくり読むのもいいよ。

ノルウェイの森が映画化するらしい。

1Q84は、それよりも映画化したくなってしまう作品。
映像にしたらおもしろそうなシーンや、
そこに流れる音楽や、
個性あふれる登場人物たちを誰が演じるのがいいか、など
いろいろ想像してしまう。

ただ、活字の中だけの世界に留めておいてほしいね。
映像化したら、この世界観が目減りしてしまう気がする。

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